近年SDGsへの関心が高まり、MICE業界においてもイベントのサステイナブル運営やSDGsに取組む企業・団体が増加傾向にあります。国内はもとより、海外においてはRFP(Request for Proposal)にもサステイナビリティの項目があり、サプライヤー選定で各社の取組みがチェックされるケースも出てきましたし、アップル社やLHMV社はサプライヤーにもサステナビリティを求め、自社基準に合致しないサプライヤーとの取引を見送るようになっており、今後、MICE業界でも益々サステイナビリティへのニーズが高まるのではないでしょうか?
では、自社でSDGsに向けた取組みを行う際、またはこれから行おうと予定している場合に、具体的にどのようなことを行なっていますか(または行おうとしていますか)? 自社(社内)での取組みですと、エアコンの温度調整や廃棄物の削減、裏紙の利用、男女社員数や管理職数の均衡化等でしょうか?
ここでは、SDGsの中でも、世界で「2050年カーボンニュートラル」を目指して様々な活動が行われているCO2削減にスポットを当てたいと思います。自社の取組み、イベント運営いずれの場合も、CO2を削減するためには、まずはどのような項目でどのくらいのCO2を排出しているかを把握することが大切です。
そこで、弊社では、事業者単位で排出するCO2や、個別のイベント単位で排出するCO2量を簡易にウェブサイト上でシミュレーションできるツールを作成・リリースしましたので、ご紹介いたします。
こちらは事業者単位で年間ガソリン消費量や灯油・軽油消費量、電力消費量を入力すると、CO2排出量が算出され、合わせて排出したCO2をオフセットするため、どの程度の料金が掛かるかを自動計算するものです。個別のイベント単位で輸送等に使用したガソリン量や電気消費量を入力すると、そのイベントのCO2排出量が計算できます。
弊社親会社である株式会社プリプレス・センターでは2003年より自社のガソリンや電力消費量、産業廃棄物量を計測し、CO2排出量を算出するとともに、削減に向けてリサイクルの徹底や効率的なエネルギー利用、より燃費の良い社用車への買い替え等を進める等、モニタリング結果を積極的に活用しています。 このツールはダウンロード不要で、ウェブサイト上で数値を入力することにより無料でお使いいただけます。SDGsに取組む企業・団体が増える中、現状把握や今後の計画検討にぜひご活用下さい。
CO2排出量・コスト自動計算ツール:https://res-express.jp/sustainable_mice/co2caluculator/
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