<海外情報>2022年 世界で最も安全な国・都市を発表〜東京がラインクイン〜

先日、今年の世界で最も安全な旅行先(国・都市)が発表されました。直接的にSDGsではありませんが、日本がトップ10にランクインし、評価項目にも女性やマイノリティの安全性・地球温暖化等SDGsに関連するものが含まれているため、記事をご紹介します。こちらは、ウクライナ情勢が大きく変動する前に出されたランキングであり、MICE都市を選定したものでもありませんが、安全性に対する関心の高さはMICEにおいても一般観光と共通していると考えられ、今後益々高まると思われます。また、海外のMICE関連メディアでも日本の規制緩和について取り上げられ、開催地として関心が寄せられていると感じます。現在、新型コロナウイルスに加えて、ウクライナ危機やそれに伴う安全性、燃料高騰等、MICE再開に影響をもたらす要素が出ていることは非常に残念ですが、今回のランキングを見るとSDGsや安全性が高いと評価されている点は日本にとって国際MICE誘致の大きな訴求ポイントになるのではないでしょうか?以下、記事本文です。

「日本」と聞いてイメージする人が多いであろう、富士山、桜、忠霊塔が1枚に収まったショット

〜Berkshire Hathaway Travel Protection社が世界で最も安全に旅行のできる都市リストを発表〜

2022年、安全な海外旅行を計画するならどこに行きたいと考えていますか?保険会社Berkshire Hathaway Travel Protection(BHTP)は、第7回旅行保険報告書を作成しました。
Berkshire Hathaway社は毎年、ここ数年のパンデミック関連の懸念も含め、テロの脅威、天候の影響、健康対策、女性やマイノリティの安全性など、安全に関する懸念事項等、あらゆる安全上のリスクを評価し、世界で最も安全に旅行できる都市のリストを作成しています。

BHTPの調査結果は、複数の第三者機関のデータと、これらの目的地を実際に訪れた何千人もの旅行者のアンケート回答に基づいています。第三者機関の情報源としては、Global Peace Index、GeoSure Global、米国国務省の旅行安全格付け、Our World in Data(オックスフォード大学のイニシアチブ)のCOVID-19統計などの指標や情報が参照されています。

今年は、COVID-19、人材・設備、天候、地球温暖化などの要素が各目的地に割り当てられる加重スコアに大きく影響しています。このレポートでは、今すぐ旅行したい安全な国トップ10と、世界で最も安全な都市トップ10をランキングしています。

〜世界で最も安全な国トップ10〜

1. アイスランド
2. ニュージーランド
3. カナダ
4. スウェーデン
5. 日本
6. オーストラリア
7. スイス
8. アイルランド
9. ドイツ
10. イギリス

アイスランドのオーロラ


今年、旅行先として最も安全な世界の都市トップ10を決定するため、エクスペディアやアメリカン・エキスプレス・トラベルなどから人気の高い世界の主要都市を抽出し、最終的に23都市に絞り込みました。さらに、GeoSure Global、The Economist’s Safe Cities Index、Numbeo’s current crime indexなどの第三者のデータを参考に、選出しています。

〜世界で最も安全な都市トップ10〜

1. モントリオール
2. アムステルダム
3. 東京
4. シンガポール
5. シドニー
6. ロンドン
7. バルセロナ
8. 香港
9. ベルリン
10. ローマ

ライトアップされたアムステルダム中心部
シンガポールの巨大植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」


BHTPの旅行保険調査では、2022年に旅行がもたらす安全上の脅威のトップは何かという質問も調査参加者に投げかけています。回答者の56%が感染症の発生を最大の脅威とし、51%が国際テロを指摘しました。

レンガ造りが美しい東京駅


出典:MPI News Brief February 7, 2022

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事 おすすめ記事
  1. 11月10日(水曜)19:00〜「MICEにおけるオープンエアの再発見」

  2. <小堀守氏>持続可能な日本型MICEの構築に向けて

  3. サイト開設にあたって

  1. <専門用語>SDGs経営とは?求められる理由

  2. <専門用語>バーチャル・ウォーターとは?

  3. <ANA,JAL>フライトのカーボンオフセット

カテゴリー

アーカイブ

検索

TOP
TOP