<海外情報>米国旅行業協会とTourism Diversity Mattersがパートナーシップを発表

 米国旅行業協会とTourism Diversity Mattersは、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括的)(DEI)に関する問題について、協会が業界に焦点を当てて支援することを強化し、Tourism Diversity Mattersが有する専門知識、研究、リソースへのアクセスを拡大する、新たな戦略的パートナーシップを発表しました。

 Tourism Diversity Mattersは、2021年に設立され、観光・イベント業界における民族間格差の盲点を解消するとともに、これらの業界のリーダーたちに、多様な人材を雇用し、維持するためのより効果的なダイバーシティ&インクルージョン戦略を開発するためのアクセス、リソース、戦術を提供しています。DEIは、米国旅行業協会の中心的な優先事項であり、永続的な変化に影響を与え、業界全体のDEI計画の策定を支援するために重要な役割を果たすことを約束しています。

 このパートナーシップは、人材育成の課題や旅行の回復を支援する連邦政府の政策イニシアチブを推進する上で重要な役割を果たすでしょう。

 Tourism Diversity Mattersのエグゼクティブ・ディレクターであるGreg DeShields氏は、「我々の重要な目標は、米国旅行業協会のような業界のパートナーと協力して、観光・イベント業界全体に利益をもたらすダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンのソリューションを推進することです。この新しいパートナーシップを歓迎し、共に活動することで得られるポジティブなインパクトを楽しみにしています」と述べています。

 同団体は、テンプル大学スポーツ・ツーリズム・ホスピタリティ・マネジメント学部、サンディエゴ州立大学L.ロバート・ペイン・ホスピタリティ・ツーリズム・マネジメント学部とも提携し、学術的な研究を行い、人材育成を促進しています。

 「米国旅行業協会は、Tourism Diversity Mattersと密接に協力することで、旅行業界が真に多様性に富み、公平で、すべての人を受け入れる業界となることを目指すという明確なビジョンを持っています。この連携は、この追求に向けた大きな一歩であり、米国旅行業協会を今後も充実させてくれるでしょう」と、同協会の社長兼CEOでTourism Diversity Mattersの理事でもあるRoger Dow氏は述べています。この他にも、米国旅行業協会の役員が複数名、Tourism Diversity Mattersの理事会メンバーに名を連ねており、多様性は、新しいアイデアや視点を前面に押し出すことで組織を強化し、Tourism Diversity Mattersによってアメリカの多様な人口をよりよく代表する包括的な労働力を構築するために、業界が有意義な行動をとるためのリソース提供を模索しています。

Tourism Diversity Mattersウェブサイトより
Tourism Diversity Mattersウェブサイトより


出典:MPI NEWS BRIEF December 9, 2021
Tourism Diversity Matters:https://tourismdiversitymatters.org/

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